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「お陰様」イズムの国際関係

内容説明

二十世紀は人間中心のヒューマニズムの時代だった。人間は己のために世界を構築してきた。しかしその代償として、地球が育んできた生命の営みが難しくなってしまっている。二十一世紀には、ヒューマニズムを越えたものが必要になる。ヒューマニズムを越えたところに何があるのか。人間と人間が、そして人間と地球上のすべての動植物が「共に生きる」の関係に立ち、私たちの地球を活かす方向性を見出していかねばならない。私たちは地球と共にあるのだ。

目次

序章 日本人の国際意識
第1章 分析手段としての地政学
第2章 国際関係における地域研究
第3章 国際連合と世界機構の理想
第4章 新しい国際関係の創造
第5章 「お陰様」イズムの国際関係