【バレー】東京GBが広島Tにフルセット勝ちで4位再浮上 大竹壱青サーブやブロックで大活躍 - バレーボール : 日刊スポーツ
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<大同生命SVリーグ男子:東京GB3-2広島T>第15節◇第2日◇9日◇東京・有明コロシアム
東京グレートベアーズ(GB)がホームでレギュラーラウンド(RR)7位の広島サンダーズ(T)を32-30、17-25、25-21、28-30、15-8のフルセットで破り、同4位へ再浮上した。
1-3で敗れた前日の第1日と同様、第1セット(S)から一進一退の攻防となったが、この日は粘り負けしなかった。いきなりジュースに次ぐジュースの熱戦も、今季から加入のミドルブロッカー大竹壱青(29)が、2メートル2センチの長身を生かした高いブロックを決めて前に出た。外国人オポジット(OP)のアタックでセットポイントを握ると、最後も大竹。相手のレシーブを弾くサービスエースを決めて、このセットを取り切った。
その後はお互いにセットカウントを奪い合い、2-2で迎えた最終第5S。ここでも勝負強さは健在だった。大竹がエースを決めると、会場は一気に押せ押せムードに。序盤の4連続得点で流れをつかむと、最後はマッチポイントで大竹がサーブで相手守備を崩し、OPムザイがスパイクを決めて勝ちきった。
大竹は、文句なしにこの日のPOM(プレー・オブ・ザ・マッチ)に選出。「壱青コール」が響き渡る中インタビューに登場し、「昨日の敗戦は悔しかった。チーム一丸となって勝ちに行く姿勢を見せられたことが、1つ糧になった」と声を弾ませた。
中央大時代の14年には東京五輪の強化選手に選出。18年世界選手権にも出場したが、近年は年下のアタッカーの台頭などもあり、代表の機会が減少していた。それでも、イタリアやドイツ、韓国リーグなどを渡り歩いた苦労人は、若いチームの中心的な存在になっている。30試合が終了し、RRは残り24試合。8位以内によるプレーオフ初出場はもちろん、準々決勝がホームで開催できる4位以内での進出を目指す。「プレーオフへ向けて結果を出していく」と力強く意気込んでいた。
次節は19日、ホームで東京・代々木第2体育館で9位の東レ静岡と対戦する。