北朝鮮が弾道ミサイル2発発射 日本のEEZ外落下と推定
- ️Wed Sep 15 2021
/
2021年9月15日 12:48 (2021年9月15日 13:51更新)
多様な観点からニュースを考える

【ソウル=恩地洋介】韓国軍合同参謀本部は15日、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを2発発射したと発表した。北朝鮮中部の内陸部から発射したという。海上保安庁は日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したものと推定している。
菅義偉首相は15日午後、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと断定した。「日本と地域の平和と安全を脅かすもので言語道断だ」と述べた。国連安全保障理事会の決議に違反すると指摘し「厳重に抗議し強く非難する」と訴えた。
首相官邸で記者団の質問に答えた。米国や韓国などの関係国と緊密に連携すると強調した。①情報収集と分析に全力を挙げること②航空機と船舶の安全確保③不測の事態に備えて万全の態勢を取ること――を関係府省庁に指示したと明らかにした。
政府は15日中に国家安全保障会議(NSC)を開き、対応を協議する。
北朝鮮は13日、新型の長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと明らかにした。1500キロメートル飛行し目標に命中したと主張した。朝鮮中央通信によると実験は11、12両日に実施した。弾道ミサイルの発射は今年3月25日以来となる。
シリーズの記事を読む
北朝鮮
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。
こちらもおすすめ(自動検索)