おろち号 11月23日最終運行 乗車券 1カ月前から販売 木次線 | 山陰中央新報デジタル
- ️Fri Aug 25 2023
おろち号 11月23日最終運行 乗車券 1カ月前から販売 木次線
JR西日本中国統括本部が24日、車両の老朽化に伴い今季限りで引退となる木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」のラストランを「11月23日」と発表した。全席指定で、乗車券、指定席券は、他の臨時列車と同様、運行1カ月前からみどりの窓口、みどりの券売機などで販売する。
10~11月の秋の行楽シーズン(61日間)に走らせる臨時列車のうち、おろち号は週末を中心に48日間、上下計96本を運行する。うち34日間は木次駅(雲南市)-備後落合駅(広島県庄原市)間の全12駅に停車。14日間は出雲市駅を始発、備後落合駅を折り返し、木次駅を終着として運行する。
おろち号は1998年に運行開始。中国山地の豊かな自然の中を、窓ガラスのない開放感たっぷりの車両が走り抜け、進行方向を変えながら急勾配を登る「3段式スイッチバック」など、沿線の見どころも多い。2022年度は約1万5千人、これまでに延べ約30万人が利用した。
山陰両県の臨時列車はこのほか、特急やくも、特急スーパーはくとを増便。山陰線鳥取-出雲市駅間を走り、24年度はおろち号の後継として木次線に乗り入れる観光列車「あめつち」は週末を中心に30日間、上下計60本を運行する。(柴田広大)
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