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亀井亜紀子氏が衆院島根1区補選に立候補表明 立憲民主党島根県連代表  | 山陰中央新報デジタル

  • ️Thu Jan 11 2024

亀井亜紀子氏が衆院島根1区補選に立候補表明 立憲民主党島根県連代表 

会見で、衆院島根1区補欠選挙への立候補を表明する亀井亜紀子氏=松江市千鳥町、ホテル白鳥

会見で、衆院島根1区補欠選挙への立候補を表明する亀井亜紀子氏=松江市千鳥町、ホテル白鳥

 立憲民主党島根県連代表で元衆院議員の亀井亜紀子氏(58)が11日、細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区補欠選挙に党公認で立候補することを表明し、「地元の声を伝えるために全力で戦う」と決意を語った。

 松江市内で記者会見した亀井氏は、細田氏が会長を務めた自民党安倍派の政治資金パーティーの裏金疑惑に触れ、「裏金を選挙対策に使った疑いが否定できない」と批判。「候補者、有権者いずれにもクリーンな選挙が求められている」と強調した。

 参院選の合区解消のほか、子育てがしやすい社会づくり、公共交通の維持、一次産業の担い手確保など挙げ、「持続可能な社会に作りかえる」と述べた。中国電力が8月の再稼働を目指す島根原発(松江市鹿島町片句)については、能登半島地震で家屋倒壊が多く発生したことから「屋内退避ができなくなるかもしれない。避難計画が現実的なものか見直すことが大事だ」と訴えた。

 会見には立民県連の石橋通宏代表代行(参院比例)も同席。共産党との野党共闘は「これまでも我々から選挙協力や支援を要請した経緯はない。立民の公認候補として全力で勝つことに尽きる」と強調した。

 連合島根も近く推薦を決める見通し。国民民主党島根県連は連合島根の判断を尊重し、独自候補の擁立を見送る方針にしている。

 亀井氏は、学習院大法学部卒業後、カナダのカールトン大を卒業後に帰国し、英語通訳を務めた。国土庁長官のほか、自民党、国民新党で重責を担った父の久興元衆院議員秘書を経て、2007年の参院選に国民新党の公認で初当選。13年にみどりの風公認で出馬し、落選した。17、21年に衆院島根1区に立憲民主党から立候補し、細田氏と戦い、17年は比例復活当選した。

 補選はこのほか、共産党が新人の村穂江利子氏(55)を擁立する。自民党島根県連は公募に名乗りを上げた2人を審査中で16日候補者を決める。公選法に基づき、4月16日告示、28日投開票の公算が大きい。

(高見維吹)

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