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【加計学園問題】オープンキャンパス開催は「加計ありき」?…民進・桜井氏発言に学園側「明らかな事実誤認」と抗議(2/2ページ)

  • ️産経新聞
  • ️Thu Jul 27 2017

 同学園は岡山理科大獣医学部の平成30年4月開学を目指し、文科省の大学設置・学校法人審議会に設置認可を申請中で、8月中に答申が出される。パンフレットでは表紙などに「設置認可申請中」と記載し、「変更になる場合がある」との注記も載せており、「ルールに従って適正に行っている」と説明している。

 また、桜井氏は閉会中審査でパンフレットの一部記述を取り上げ、「『仮面浪人』とわれわれの時代呼んでいたが、それをして、大学受験することも可能ですよと言って集めている」と主張した上で、「『最先端』『国際的な獣医師の育成』とか、全然関係ない」「職業選択の自由がある」などと批判した。

 しかし、この記述は同大の推薦入試について「他大学と併願可」「合格後、引き続き受験勉強を続け、一般入試で」と説明したもので、同学園は「『合格後』と『入学後』を勘違いした事実誤認」と指摘している。

 さらに、桜井氏は「ある教授から」として、「来年4月には必ず開学できる、秋から正式に学生を募集する」との発言があったと主張し、「まだ設置審で認められてもいないのに、どうして学生に言えるのか。おかしな話だと総理は思わないか」と安倍晋三首相を追及した。

 このある教授の発言についても、同学園は「誰も断定的な発言はしていない。必ず前後に『予定である』『されるものと信じている』などの言葉が付されている」と主張している。