【衆院選候補者の横顔】千葉2区
- ️産経新聞
- ️Tue Oct 17 2017
◆藤巻健太氏(34)維新
大学卒業後、銀行員として約4年半勤務。父の健史氏が平成25年、参議院議員になったのをきっかけに秘書になり、政治の世界へ。「金融や経済へ思いのある議員は少ないと感じた」といい、経験を国政に生かせればとの思いで26年の前回選に出馬したが落選。2度目の挑戦の今回、34歳の若さも勝負に生かす。
「アベノミクスの異次元緩和を続けていいのか。立ち止まって議論しなければ」と評し、「財政再建が最優先だ」と訴える。
趣味はサッカーで香川真司選手の大ファン。ドイツまで2度、観戦に行った。
◆上野洋嗣氏(40)共新
「命と健康を大事にしたい」。政治家を志した理由だ。病院で医療事務などの仕事に約16年携わり、金銭面から医療を受けられない人々を多く見てきた。安倍政権で「格差と貧困が広がってきている」と実感し、「社会保障を充実させて安心できる社会」の実現に意欲を燃やす。
北朝鮮問題などについては「憲法9条を大切にして、国際紛争を軍事的衝突にしない」努力をしたいと意気込む。
4児の父。「この子たちの笑顔を守っていきたい」。趣味は学生時代から続けるテニス。
◆樋口博康氏(58)立新
「日本の政治がおかしくなっている。他の人に任せるのは歯がゆい」と、妻の猛反対を押し切り出馬を決意した。
大学卒業後、「日本は外交で世界に貢献していくべきだ」と考え、松下政経塾の門をたたいた。平成12年から民主・民進党本部の役員室などで菅直人元首相や前原誠司民進代表を支えた。24年の衆院選に出馬したが落選。「今度こそは」と、最前線に立つことを見据える。
剣道は錬士六段の腕前。「剣道は一刀に全てをかけて討つ。今回の選挙でも一刀に全てをかける」
◆竹ケ原裕美子氏(46)希新
産婦人科医。女性の悲しみや喜びに触れ、「女性が安心して結婚、出産、子育て、仕事ができる社会にしたい」。また、2児の母として「子供が希望をもって暮らしていける社会を」と思い、政治の道へ。女性、子供の思いを国政に届けたいと願う。
待機児童問題対策に意欲。「地方任せは限界。国策としてやるべき。女性の働き手も確保できる」。安倍政権には「一部の利益のための政治で市民に寄り添っていない」と憤る。
市川市出身で、県立船橋高校に通った。旅行とバレエが趣味。
◆小林鷹之氏(42)自前
外交官としての勤務を通じ、「日本の良さを海外に伝え、世界で輝ける日本をつくりたい」と感じた。また、まな娘の誕生に「次の世代の子供たちのために政治で汗を流したい」と一念発起し、政治の世界へ足を踏み入れた。
東大ボート部卒。4年間を合宿所で過ごしキャプテンも務め、信頼関係の大切さを学んだ。重視するのは「社会保障、教育、財政面で、自立した国造りを進めていきたい」。
寝る前の本の読み聞かせなど、7歳の娘と過ごす時間が安らぎ。座右の銘は「有志有途」。