今日の視角 餅代、氷代の使途（小林照幸）｜信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
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今日の視角 餅代、氷代の使途（小林照幸）
2024/02/01 14:05
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２００１年刊行の拙著に「自分は政治家に向いていない」という前代未聞の理由で前年に引退した自民党衆院議員を扱ったものがある。１９９０年に旧愛知２区から５２歳で初当選し、３期１０年務めた久野統一郎氏（２０２０年死去）が主人公だった。父は元郵政相。サラリーマン生活から後継者となって政界に転じ、竹下派、小渕派、橋本派に所属した。
１９９５年の阪神大震災で政府の現地対策本部長も務めた久野氏は、派閥が所属議員の政治活動支援のために配る冬の餅代、夏の氷代についても語ってくれた。私はそれを書くことも許された。久野氏は「私の場合は」と断ってから「餅代、氷代は選挙区の有力者に分配しました。妻…
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