四国の「道の駅」
長距離ドライブが増え、女性や高齢者のドライバーが増加するなかで、道路交通の円滑な「ながれ」を支えるため、一般道路にも安心して自由に立ち寄れ、利用できる快適な休憩のための「たまり」空間が求められています。
また、人々の価値観の多様化により、個性的でおもしろい空間が望まれており、これら休憩施設では、沿道地域の文化、歴史、名所、特産物などの情報を活用し多様で個性豊かなサービスを提供することができます。
さらに、これらの休憩施設が個性豊かなにぎわいのある空間となることにより、地域の核が形成され、活力ある地域づくりや道を介した地域連携が促進されるなどの効果も期待されます。
こうしたことを背景として、道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、そして「道の駅」をきっかけに町と町とが手を結び活力ある地域づくりを共に行うための「地域の連携機能」、の3つの機能を併せ持つ休憩施設「道の駅」が誕生しました。
四国では、令和6年8月7日に新たに1駅が登録され91駅となりました。
○目的
・道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供
・地域の振興や安全の確保に寄与
○3つの機能
休憩機能
・24時間、無料で利用できる駐車場・トイレ
情報発信機能
・道路情報、地域の観光情報、緊急医療情報等を提供
地域連携機能
・文化教養施設、観光レクリエーション施設などの地域振興施設や防災施設(感染症対策を含む)
※災害時は、防災機能を発現
「道の駅」は、地方創生を具体的に実現していくための極めて有力な手段であり、国土交通省では、関係機関と連携して、地方創生の核となる特に優れた企画を選定し、重点的に応援する重点「道の駅」の取組を平成26年度から実施しています。
重点「道の駅」制度 選定の流れ
支援の内容
<ハード的な支援>
○道路区域内の駐車場、休憩施設、トイレ、道路情報提供施設等は、社会資本整備総合交付金(直轄国道以外)及び交通安全施設等整備事業(直轄国道)の重点配分等により国交省が支援。
<ソフト的な支援>
○自治体・関係機関による協議会を設け、複数の関係機関の制度の活用等について、ワンストップで相談できる体制を構築。
重点「道の駅」に期待される機能
四国における「道の駅」の選定状況
国土交通大臣選定 | 地域活性化の拠点として、特に優れた機能を継続的に発揮していると認められるもの | |
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全国モデル「道の駅」 1箇所 |
H26選定駅 | ![]() |
国土交通大臣認定 | 特定のテーマについて、「道の駅」の質的向上に資する全国の模範となる取組を行い、 その成果が認められるもの |
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特定テーマ型モデル「道の駅」 2箇所 |
H28認定駅 (住民サービス部門) |
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H29認定駅 (地域交通拠点部門) |
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国土交通大臣選定 | 地域活性化の拠点となる優れた企画があり、今後の重点支援で効果的な取組が期待できるもの | |
重点「道の駅」 7箇所 |
H26選定駅 |
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H27選定駅 |
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H30選定駅 | ![]() |
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R01選定駅 | ![]() |
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地方整備局長等選定 | 地域活性化の拠点となる企画の具体化に向け、地域での意欲的な取組が期待できるもの | |
重点「道の駅」候補 4箇所 |
H26選定駅 |
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H30選定駅 |
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※上記リンクは、選定された際の記者発表資料であるため、一部「道の駅」では選定当時の名称となっております。
四国における重点「道の駅」の選定状況マップ
四国における道の駅と大学との連携
「道の駅」には地域の観光資源や魅力を語る人材が集まっており、地域の課題を解決する拠点となっています。また、将来の地域活性化の担い手となる人材を育成・確保するためには、現場での就労体験を通して、実際的な知識や技術を学ぶことが重要です。
国土交通省では「道の駅」を、観光振興や地域振興を学ぶ学生の課外活動やインターンシップの場として本格活用することとしました。
全国の「道の駅」を対象に実施することにより、都市部の学生が地方部の「道の駅」で交流するなど、新たな価値の創造が期待されます。
四国における道の駅と大学との連携
四国における道の駅と大学との連携
「道の駅」シンボルマークの使用にあたっては申請が必要です
「道の駅」のマークや「道の駅」の文字については、国土交通省道路局長が出願者となって商標登録されており、無断で使用することはできません。道の駅で販売する商品やパンフレット等に使用する場合は使用許諾を受ける必要があります。
申請書の記入に関する留意事項及び記入例はこちら 申請書様式はこちら
【申請・問い合わせ先】
- 四国地方整備局道路部交通対策課
- TEL:087-811-8351(直通) E-Mail:skr-koutai@mlit.go.jp