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日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京

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次回の放送予定


日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2002年5月12日放送

◆ 第 5 回 ◆

予告 ●中国シリーズ第2弾 感動密着!中国的“金の卵”
    農村少女が世界の工場の担い手となる日

  成長著しい中国。「日経スペシャル ガイアの夜明け」では、中国経済をシリーズとして取り上げ、さまざまなテーマからその実態に迫る。

第2弾となる今回は、農村の少女の出稼ぎや集団就職に密着。「世界の工場」に成長し日本の脅威となった中国のパワーの源泉である人材・労働力に迫る。また、生産拠点として、そして巨大消費市場として注目されている中国に積極的なアプローチをかける日本企業も取材、日本と中国との経済面での関わり方を考える。


予告 中国の春節(旧正月)は出稼ぎのラッシュがピークを迎える。富を求めて内陸から沿海都市へと向かう “民族大移動”の様子は圧巻である。取材班は今年の春節、大勢の乗客で大混乱する列車に乗り込み、出稼ぎや就職のために貧しい農村から沿海都市へと向かう少女2人にそれぞれ完全密着。撮影の難しい旧正月ラッシュの列車にカメラが入り、かつてない完全密着取材を敢行した。

今回取材した少女たちは、河南省の重慶市から3000キロもの長き道のりを大移動する。彼女たちが農村の家族と涙の別れを告げ、「世界の工場」の担い手として成長していく過程は、かつて地方から上京して工場などで働き日本の高度経済成長を支えた青少年たち=“金の卵”をほうふつとさせる。一人は北京のIT企業への就職を目指し、もう一人は広東省の電器工場へ向かう。果たしてそれぞれの就職活動は成功するのか? 取材班は彼女たちの努力と戸惑いの日々に密着。その姿からは、競争の激しい中国製造業の底知れぬパワーが垣間見えてくるとともに、バブル経済以降、日本人が忘れかけていた何かが浮き彫りになってくる。

その中国だが、著しい経済成長の裏側には“光と影”が存在する。貧しい内陸地域と、経済発展を謳歌する沿海都市部。中国は内部に経済格差という大きな矛盾を抱えている。貧しい農村から、経済発展に沸く沿海都市を目指す少女たちの道のりに密着することは、同時に、中国の現実を垣間見ることとなる。

また、中国家電市場制覇を目指す松下電器産業の人材戦略にも密着。大阪で先端技術の研修を受ける中国人研究者を通して、日本と中国との関わり方を考える。