主役はジョージ・ジョースター!「VS JOJO」第3弾がついに登場|ウォーカープラス
人気作家と「ジョジョの奇妙な冒険」のコラボ小説シリーズ「VS JOJO」。その最新作「JORGE JOESTAR」(1995円)が9月19日(水)に発売されることになった。
こちらの「VS JOJO」シリーズは、原作者・荒木飛呂彦さんの執筆30周年&「ジョジョ」の25周年を記念して、昨年9月よりスタートした企画。第3弾となる今作は、タイトルの通り、第1部主人公・ジョナサンの息子であるジョージ・ジョースターにスポットを当てた物語で、彼が空軍パイロットとなって大空を駆るさまや、運命の女性・リサリサとの恋の模様など、原作では語られることのなかったエピソードが楽しめるようになっている。
そしてそんな本作を手掛けるのは、三島由紀夫賞受賞作「阿修羅ガール」や映画化&舞台化された「NECK」など、多数の代表作を持つ舞城王太郎。同氏ならではの臨場感溢れる文体と、圧倒的なスケール感が楽しめる珠玉作に仕上がっていると見て間違いないだろう。
また「JORGE JOESTAR」だけでなく、すでに発売中の第1弾「恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-」(1365円)と、第2弾「JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN」(1470円)も、ジョジョファンにはたまらない、読み応えばっちりの作品だ。
「ブギーポップ」シリーズで知られる上遠野浩平が手掛けた「恥知らずのパープルヘイズ」は、第5部終了後を舞台に、ジョルノたちと袂を分かった“裏切り者”フーゴのその後を描いた物語。本作オリジナルのキャラクターも多数登場し、迫力のスタンドバトルが楽しめる内容になっている。
一方、「化物語」シリーズで有名な西尾維新が執筆した「OVER HEAVEN」は、第3部の物語を宿敵DIOの視点から描いた衝撃作。作中には、彼がまだ人間だったころの第1部や、親友であるプッチ神父が登場する第6部に通じるキーワードも多数登場するので、それらを意識しつつ読んでみるのも面白いかも!
未読の方はこの機会に3冊続けて読破して、マンガとは一味違うジョジョワールドを堪能してみてはいかがだろう。【東京ウォーカー】