次世代のシンボル早稲田アリーナ竣工 多くの交流機会創出の新拠点に
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- ️Sat Jan 25 2031
早稲田アリーナ全景 北東側から
創立75周年を記念して1957年に竣工した記念会堂に代わる多目的施設「早稲田アリーナ」(37号館)が遂に完成し、2018年12月10日に竣工式が行われました。かつての記念会堂は、約60年にも渡る長い間に、学生の正課授業や体育各部の活動場として学生が汗を流し、自己鍛錬を重ねた場でありました。また、1964年の東京オリンピックではフェンシングの競技会場として利用されたことは広く知られています。さらに入学式、卒業式、早稲田祭、ホームカミングデーなどの式典では、各学生の人生の節目節目を彩る舞台であり、交流が行われる象徴的な場所でもありました。
建物の大半が地下に
地下2階、地上4階建てからなる早稲田アリーナですが、地下2階に配置したメインのスポーツアリーナをはじめその建物の大半が地下に埋まっています。
地上部は戸山キャンパスの形状を活かした緩やかな傾斜を持った屋上広場が設けられ、アリーナ上部は直径30mの芝生広場を含めた「戸山の丘」が設けられています。
早稲田近辺の既存の樹種を含め、雑木林のような多種多様な植物を混植し、周辺の緑との連続性を持たせています。
最先端の機能を備えたアリーナ・運動施設
地下1階・地下2階には各種スポーツに加え、入学式、卒業式、早稲田祭、ホームカミングデー等のイベントにも対応できる多機能型メインアリーナを中心に、多目的運動場や拳法場等、スポーツ関連諸室を配置しています。
地下1階・地下2階のスポーツアリーナ
アリーナの大きさは、旧37号館記念会堂よりひと廻り大きく、式典時には約6,000名を収容できます。バスケットボール・バレーボールコート2面、バドミントンコート5面が設けられています。地下でありながらも、自然光が感じられるデザイン。
主体的に利用する学びの場に
2階には「戸山の丘」に面して、交流テラスやラーニングコモンズなど、学生が個人学習、グループ学習、課外活動などで自由に利用できる多目的空間を設置。カフェも併設し、幅広い活動をサポートする空間を構築。
訪れた方々が憩える交流テラス
「戸山の丘」と「ラーニングコモンズ」をつなぐ空間、交流テラス。学生、校友、地域の方々をはじめ訪れた人々が憩い、交流することができる開放的なスペースを提供。
早稲田らしさと誇りの醸成
3階には「早稲田スポーツミュージアム」および競技スポーツセンター関連諸室を配置。早稲田キャンパス1号館に開設された「早稲田大学歴史館」とも連携し、キャンパスミュージアム構想を推進。
交流の機会を創り出す新たな拠点に
竣工式・祝賀会にて田中愛治総長は「この早稲田アリーナが、100年を超える歴史を誇る早稲田スポーツの歴史と栄光を広く社会に発信するとともに、世界で輝くWASEDAの新たなシンボルとなること、そして、多くのグローバルリーダーを輩出し、本学にかかわる多くの方々の交流の機会を創り出す新たな拠点となることを願っています。」と挨拶しました。