吉村新代表の維新 前原共同代表 岩谷幹事長の幹部人事決定 | NHK
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吉村新代表の維新 前原共同代表 岩谷幹事長の幹部人事決定
2024年12月2日 20時34分 国会
日本維新の会は、吉村新代表の就任を受けて2日に両院議員総会を開き、共同代表に前原誠司衆議院議員、幹事長に岩谷良平衆議院議員を起用する幹部人事を決定しました。
日本維新の会は、１日に行われた代表選挙で大阪府の吉村洋文知事が新代表に選ばれたことを受けて、２日に国会内で両院議員総会を開き、幹部人事を決定しました。
このうち、国会議員団の代表となる共同代表には、前原誠司衆議院議員が就任しました。
前原氏は62歳。旧民主党の代表のほか、外務大臣や国土交通大臣などを務め、先の衆議院選挙の公示直前に代表を務めていた教育無償化を実現する会から日本維新の会に合流しました。
このほか
▽幹事長に岩谷良平衆議院議員
▽政務調査会長に青柳仁士衆議院議員
▽国会対策委員長に漆間譲司衆議院議員
▽総務会長に阿部司衆議院議員
と幹部に40代から50代の若手の起用が決まりました。
前原氏は両院議員総会で「責任の重さを感じている。私のこだわりは教育なので、無償化を全世代型で取り組んでいきたい。新たな再出発を一致結束してやっていくため協力をお願いしたい」と述べました。
前原共同代表「野党協議にも積極的に臨んでいきたい」
前原共同代表は記者会見で、政治改革について「やはり企業・団体献金の禁止をやっていくことが大事で、野党がほぼ一致できるのではないかと思う。前執行部から継続している野党協議にも積極的に臨んでいきたい」と述べました。
また、来年夏の参議院選挙について「野党が乱立すれば与党を利することになるのは火を見るよりも明らかで、野合ではないルールに基づく一本化の取り組みの意思を持つべきだ。吉村代表とも意思疎通をしっかりしながら決めていきたい」と述べました。
一方、去年、除籍処分となった国民民主党との関係について「政治の世界は『きのうの敵はきょうの友』ということもあるし、玉木代表や榛葉幹事長ともしっかり意思疎通ができる間柄だ。過去の経緯を乗り越えてでも協力するかどうか、民意をしっかりとらまえてやっていきたい」と述べました。
立民 野田代表「参院選の候補者一本化に期待」
立憲民主党の野田代表は国会内で記者団に対し、「『これから野党連携でよろしくお願いします』と申し上げたい。吉村代表が参議院選挙に向けた野党の候補者の一本化に積極的な発言をしているので、かみ合った方針を一緒に作れるのではないかと期待したい。具体的な方法論は国会議員側の代表と詰めていければと思っている」と述べました。
立民 長妻代表代行「国会での連携は心配していない」
立憲民主党の長妻代表代行は国会内で記者団に対し、「別の政党なので理念が違うところはあるが、個々の政策は同じ方向を向いているものがたくさんある。いろいろ協調してやってきたので、国会での連携は心配していない」と述べました。
一方、来年夏の参議院選挙での候補者調整については「1人区は野党がばらけては勝てないという共通認識がある。水面下で党本部どうしの交渉もあるだろうし、地域で協議体を作って各野党と協議しているところもあるので何とかよい形で着地をしていきたい」と述べました。
林官房長官「他党の意見も丁寧に聞き合意形成」
林官房長官は午前の記者会見で政府としてのコメントは控えるとした上で、「石破内閣としては、先般の衆議院選挙で示された国民の声を踏まえ、自民党と公明党の連立を基盤に他党にも丁寧に意見を聞き、可能な限り幅広い合意形成が図られるよう真摯に謙虚に、国民の安心と安全を守るべく取り組んでいきたい」と述べました。